第120回 経営者モーニングセミナー開催ご報告 講師:若松佐代子

第120回 経営者モーニングセミナー開催ご報告 講師:若松佐代子

第120回 経営者モーニングセミナー開催ご報告

テーマ:『震災から』

講師:ホテル 新つた 女将 若松佐代子氏

参加者:9社9名(当該単会8社8名)

【参加レポート】
若松佐代子講師のお話
「ホテル新つた」さんは、現在、当いわき市倫理法人会にお越しになる講師の方の宿泊施設として利用させて頂いており、利用者の方々からは大変好評を頂いております。

今回、講師を務めて頂いた若松佐代子さんは、「フラガールの街」である湯本温泉の女将集団「フラ女将」の中心メンバーとして、湯本温泉の復興と賑わいを取り戻すべく精力的に活躍している方でもあります。(いわき湯本温泉観光協会http://www.iwakiyumoto.or.jp/)

さて、お話は、東日本大震災による実被害、それに伴った原子力災害による風評被害によって大打撃を受けた湯本温泉が、どの様な状況に陥り、そしてどの様な取り組みによってどの様に復興したのかについてリアルに分かりやすく解説頂きました。

感想としては、やはりスパリゾートハワイアンズの存在が大きいという事を改めて認識しました。しかし、その現状を踏まえた旅館経営者の意識改革と発想の転換、働く人一人一人が本気になって湯本温泉を守ろうという気持ちが高まったことがさらに様々なアイデアが生まれ大きな復興のうねりになったという、一経営者としても大変興味深いお話でした。。

女将さんは、度重なる様々な苦労がストレスになり脳梗塞を発症し倒れた事があるそうです。しかしそれがきっかけで女将を援ける社内の会「新つたーズ」が発足し、社員さんが一丸となってホテルの建て直しに奔走。合言葉「震災前の《雨情の宿 新つた》を取り戻す!」を胸に様々な戦略を展開、顧客の絞込みやプランの多様化などの取組により、ついに前年比120%達成し、今後もさらなる展開を計画しているとの事です。

今回は、一いわき市民としても湯本温泉の復興が実感でき、大変嬉しい、未来に希望が持てる講話となりました。