第838回 「ご縁で生きる」 矢島義浩氏

第838回 「ご縁で生きる」 矢島義浩氏

ホテル虎屋 6時より

[講師紹介]
常光明山高松院観音寺 36世住職

昭和55年 本宮市高松山観音寺第35世住職、矢島義謙の3男として出産。
地元の白沢中学校を卒業後、東京都の駒込高校に進学。
高校卒業後、比叡山延暦寺にて四度加行満行。
下山後、人材アウトソーシング企業(株)プラスアルファに入社。
約3年間勤務し、家業(高松山観音寺)を継ぐために退社。
以降、高松山観音寺前住職矢島義謙の弟子として家業に邁進。
寺院活動ののみならず、幅広く師匠の活動を支えながら、同寺福住職を務める。
師匠の逝去により、平成30年9月14日に観音寺住職に就任する。

[講師を囲んで食事会]
交流・仲間づくりにどうぞ 7時より

[モーニングセミナーご報告]
義浩氏は常光明山高松院観音寺の住職、矢島義謙氏の3男として生まれた。子供のころからやんちゃで高校生になってもふらふらしている。親に人として間違っているとさんざん説教され強制的に比叡山に送り込まれてしまった。何とか比叡山での修行を終え、人材派遣会社に入るがあまりのブラックぶりに退社。その後寺を誰が継ぐかを兄弟で話し合い、ババを引かされる形で義浩氏が継ぐことになった。当初あまりに偉大な父と比較され、物が食べられなくなり体重は40kg台へ激減。そんな状態でも周囲には「若い時の苦労は買ってでもしろ」と言われる始末。だが時間の経過と共になんとか住職としてのおつとめをこなせるようになっていった。しかし昨年父が若くして他界した。多くの参列者が本当に別れを惜しむ様子に、もっともっと勉強しなくてはならない、また自分も父のように生きなくてはならないとの思いを強くした。現在は36世住職として、常に「お蔭様」と感謝の気持ちをもっておつとめに励んでいる。

参加者21名