福島市倫理法人会

令和4年度　福島市倫理法人会会長あいさつ

　2021年、東京オリンピックが開催され、1964年の東京オリンピックの年に生を受けた私としては、とても感慨深い年であり、あわせて、今年度、福島市倫理法人会の会長の任を受けるということもとても意義深いことと感じています。
　以前、青木信博相談役がお話された言葉で、「啐啄同機(さいたくどうき)」という言葉が頭に浮かびました。これは、ヒナが卵から孵る時、卵の中のヒナが自分のくちばしで殻を破ろうとし、同時に、親鳥も外から殻を破ろうとする、そのタイミングが一致することで、ヒナ鳥がこの世に生を受けて外の世界に出ることができるという禅語です。ヒナが殻を内から破ろうとするのが、また、親鳥が外から破ろうとするのが早すぎても遅すぎてもいけない、その絶妙な自然の摂理の時をいうそうです。
　私は、倫理を学ばせていただいて7年になります。これまで様々な方々の講話や実践報告を聴く中で、素敵な言葉との出会いがあり、たくさんの気づきや勇気をいただきました。今後、会長として、これらの学びを会員の皆さんと共有すると同時に、会員の皆さんが、会社で、職場で、家庭で、勇気を持って倫理の実践をすることができるよう、1歩でも踏み出せるような、後押しとなるモーニングセミナーを会員の皆さんと一緒につくっていきたいと思います。
　鈴木勲前会長が、「助けてもらうことは、助けることと同じだけの価値がある」とお話されたことがあります。福島市倫理法人会の会員の皆さんはもちろん、地域の皆さんの力をお借りしながら、地域に愛され、地域になくてはならない福島市倫理法人会を目指していきます。