伊藤博貴氏テーマ:『成功のカギは倫理の実践にあり!』
日 時: 令和6年 11月 9日(土) AM6:00~7:00
会 場: なりた温泉
テーマ:『成功のカギは倫理の実践にあり!』
講 師:福島県倫理法人会 県中県南副地区長
藤カマンダーソフト(株)
代表取締役 伊藤 博貴 氏
安積野倫理法人会の前会長、伊藤 博貴氏に講話をして頂きました。
講話冒頭で伊藤氏が述べたのは、「感情は空間を飛ぶ!」というフレーズでした。
量子力学に基づいた言葉で、人の感情はフォトンに乗り、距離に関係なく他者に伝わるそうです。
伊藤氏が会長挨拶でいつも言われていた、
「膝はガクガク、でも心はワクワク!」
は、この考えに則っています。
苦境に立たされても、ワクワクした心で事に臨み、事態を好転させて行こうという経営の心構えを、端的に表したフレーズでした。
講話では、学生時代からコンピューターに魅せられ、起業して現在に至るまでを語られました。
中学生の頃、「コンピューターの道に進みたい」と言った伊藤氏ですが、当時の成績は芳しくなく、周囲から笑いが漏れたそうです。
しかし、校長先生が、伊藤氏とご友人の勉強を特別に見てくれて、無事電子工学科に入学できました。
コンピューターの専門学校を卒業後、仙台のソフトウェア会社に8年間勤務し、独立を果たされています。
会社員時代は、月250時間の残業をこなしていました。
ほぼ会社に泊まり込みという状態でしたが、物作りの面白さにのめり込んだこと、起業という目標があったことから、楽しくて仕方ない日々だったそうです。
「藤カマンダーソフト」を起業した時の理念は、「無限の可能性に挑戦する開発集団」。
30年以上に渡りソフト開発を続け、現在は全国の様々な業種の会社がユーザーとなっています。
伊藤氏は倫理に入会し、色々な事を学ばれたそうです。
参加した朝礼で、足が周りと揃っていない事を、「それが今のあなたの会社を表しています」と丸山氏から指摘を受け、感銘を受けたと述べられました。
倫理で身に付けた心構えで、コロナ禍の打撃をチャンスと捉え、ai chatGPT4と自社製品の連動型システムの開発に着手されています。
倫理での多数の学びを話し、講話の最後で、伊藤氏は恩送りについての取組みを挙げました。
擁護施設の実態、障害者施設の親子、シングルマザーとその子供たち、34万人に及ぶ引きこもり。
問題を抱えた人たちが日本には溢れており、そして今は子供達が自殺をしてしまうようになった。
今まで自分たちが受けてきた恩を、こういった人たち、子供達に返したい。
売上の1%でいい、予算化して関係団体に寄付をしませんか。
経営者への呼びかけをもって、講話は結びとなりました。
伊藤氏は今年12月28日、養護施設の子供たちやシングルマザーの親子らを招き、ビッグパレットで夢を与えるイベントを企画されています。
伊藤氏のお人柄が垣間見れる講話でした。